オタワの天使のオタワ日記

カナダをこよなく愛する、オタワ在住の天使がお届けするオタワの日常レポート。

Bridgeheadより愛を込めて。

みなさんこんにちは、オタワの天使です♪

 

今日、この日記を訪ねてくださったことに、心から感謝します☆

 

この二週間ほど、オタワでは気温がグンと下がり、-10℃を下回る日も増えてきました。昨年よりだいぶ早く、初雪も降り積もり、散った落ち葉が去る間もなく、雪に混ざっています。皆さんのお住いの地域ではどんな季節の変化を迎えていますか。

 

今日は、以前に皆さんとお約束した、オタワ発のある素敵なカフェについて綴ります。

そう、この日記でも以前登場した、Bridgeheadです。

 

私は昨年の秋にBridgeheadに出会い、以来、この一年間、ずっとBridgeheadの熱い大ファンです。このお店についてなら、何時間でも話せてしまうと思います - 残念ながらまだそのリクエストがあったことはありませんが(笑)

 

私は主に自分のオフィスとしてBridgeheadでの時間を過ごしますが、ここにはいろいろな人がいろいろな目的でやってきます。友達同士でおしゃべりしに来る人、夫婦で朝の時間を過ごしに来る人、出勤前の作業をしに来る人、仕事の話をしに来る人、小さな子供と一緒にカフェタイムをしにくるお母さん、お父さん、編み物をしにくる人などなど・・・

 

もう、少し前のことになるのですが、私がいつもお世話になっているお店で、とても印象的な出来事がありました。ぜひ皆さんにシェアしたく、ここに綴ります。

 

それはある朝のことでした。私がいつものように朝の数学の作業に取り組んでいると、目の前の席に小さな男の子一人と赤ちゃんを連れた若いお母さんがやってきました。

 

飲み物を注文して、三人のまわりには平和でとても良い時間が流れていました。

 

と、お母さんが赤ちゃんの世話で目を離している時に、男の子が間違って飲み物を床にこぼしてしまいました。

 

あ、大変、お母さんは赤ちゃんをだっこしているので、すぐに動けません。

手伝わなきゃ ー そう思って立ち上がろうとした私の目の前をさっと、流星のごとく飛んでいった姿がありました。それは、このお店のスタッフの一人でした。

 

その人はよく朝のシフトに入っているまだ若い女の人で、その人自身、小学生くらいの子供が二人います。

 

「大丈夫だった?」

 

お母さんと男の子のところにかがみこみながらその人はききます。

 

お母さんが片づけようと動こうとすると、その人はさっと手で制して

 

「触ろうとしないで(危ないから)!」

 

そしてものすごい手際の良さで掃除用具を持ってくると、もう一度男の子とお母さんに向き直って、

 

「良かったらこっちの席に移らない?私がここを片づけるのに、そっちに座った方が楽でしょ?」

 

と、私の隣に空いていた席を指しました。

 

お母さんは何度もお礼を言い、三人はそんなわけで私の隣に移ってきました。

 

もう一度新しい飲み物を入れてもらって、新しい席で、三人はまたとても平和で満ち足りた時間を過ごしているように私には見えました。

 

しばらくして、窓から日の光が差し込んできました。ふと、目を上げたとき、隣で男の子がお母さんに向かって言いました。

 

「お日さまだ、お日さまが出てきたよ」

 

それを小さな声で何度も繰り返しました。

 

どうしてでしょう。私は、この全部の光景が宝物のように感じられました。

 

ああ、この朝に、この場所にいられてよかった。私は、思いがけないこの素敵な贈り物に心から感謝しました。

 

 

Bridgehead日記、またお届けできる日を楽しみにしています。

 

最後に写真をお届けして、今日のお便りを閉じたいと思います。

 

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秋の終わり (この数日後に初雪が降りました)

 

 

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オタワ発、素敵な珈琲店

 

 

 

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました☆

 

また次回のお便りでお会いできることを楽しみにしています。

 

愛を込めて、

オタワの天使。