オタワの天使のオタワ日記

カナダをこよなく愛する、オタワ在住の天使がお届けするオタワの日常レポート。

余計なこと

2020年9月13日 オタワにて綴る ー

 

皆さんこんにちは、オタワの天使です♪

今日、この日記を訪ねてくださったことに心から感謝します☆

 

本日のオタワは雨降りです。天使の小窓からは雨が屋根に当たって静かにはじける音と、お庭にしとしとと降りしきる雨の音が聞こえてきます。今朝はゆっくりとシャワーを浴びた後、ふと思い立って、ハワイアンミュージックをBGMにかけてみました。やさしく静かな音の感じが、窓の外の雨の音と混ざり合って心地が良いです。

 

皆さんは、今、どこでどんな一日を迎えていますか?

 

9月の二週目、オタワはだいぶ秋の香りが濃くなってきました。ちょうど一週間ほど、気温の低めの日が続いたら、いつのまにか蝉の鳴き声は聞こえなくなっていました。代わりに、夕方にはコオロギのような鳴き声が草むらから聞こえてきます。先週は気のせいのように見えていた紅葉の始まりが、今でははっきり目に付くようになりました。とはいえ、まだ緑の葉っぱのほうが優勢ですが。

 

金曜日の夕方、私はいつもの食材の買い出しがてら、自転車で近くの《Dollarama》(日本の100円ショップのようなお店。1ドルショップということで、品物のお値段はすべて5ドル未満。ちなみに、カナダでは5ドルからお札があります。)に買い物に行ってきました。ハウスメイト一人に頼まれていたノートを買いに、それから、「何か面白いもの」を探しに。

 

実は、私はこの《Dollarama》が大好きです。アリババの洞窟のように、毎回、必ず新しい発見・掘り出し物があります。前回、8月末に行ったときには、なんと「死ぬ前に訪れたい1000の場所」(1000 Places Before You Die) というタイトルのきれいな日めくりカレンダーをたったの3ドルで見つけ、興奮して買ってきました。2020年が後半に入ったので、安くなっていったのだと思いますが、そうとはいえ、まだあと4か月は楽しめるじゃありませんか!

 

これは同タイトルのニューヨークタイムズベストセラーの本に付属する日めくりカレンダーで、一日一枚、世界各地の場所が写真と短い解説とともに紹介されています。サイズは日本の折り紙のサイズです。使い始めて3週間ほどになりますが、毎日新しい場所が見えるのでワクワクします。

 

私はハウスメイトが皆、旅行好きなことを思い出して、共有のトイレ(洗面所、トイレ、シャワーが一緒になっているスペース)に「1000 Places Before You Die」のタイトルページと、その日の日めくりカレンダーを飾ることにしました。毎朝、前の日のカレンダーをはずして、新しいカレンダーを貼り付けます。トイレの真横に貼ってあるので、これで、用を足しながら、世界旅行を楽しむことができます。

 

金曜日はまた素晴らしい掘り出し物がありました。何気なくおもちゃコーナーを通り過ぎていた時、「光る星」というタイトルの、星の形をした暗闇で光るプラスチックのおもちゃ(日中光を吸収して、暗闇で光るタイプ)を発見。実はこれ、私の子供時代の憧れのおもちゃでした。友達が一人、部屋の天井をこういう光る星で飾っていて、私はいつも遊びに行くたびに「『夜空の星』を見ながら眠れるなんて、いいなあ。」と思っていたものの、私の部屋には『星空』はとうとう実現しませんでした。

 

その記憶が蘇って、私はこの光る星のパックを一つ買って帰りました。また、同じくおもちゃコーナーにかわいいシールも見つけたので、それも一緒に買って帰りました。

 

さて、その夜、私は封筒を4枚用意して、家の女の子一人一人に光る星とシールの詰め合わせをプレゼントしました(男の子たちもリクエストがあれば、光る星とシール、プレゼントします!)。早速、翌日、ハウスメイトが一人、部屋の天井に飾り付けた星を見せてくれました。私自身も部屋の窓の上に星を一つ飾って、また、余った二つの星は洗面所の鏡の上に飾りました。思ったほど夜に光ってくれないのが残念ですが、それでも、昼間も部屋の中に星があると明るい気持ちになります。

 

このように、お金を特に使わなくても、ちょっとしたことで、毎日に楽しみの要素を取り入れることができることを、私は最近改めて感じています。

 

子供の頃、私は母にはよく

「また余計なことして!」

と呆れ顔で言われたものでした。

 

がらくたのようなもので部屋を飾り付けたり、新しい歩き方(「馬歩き」、馬のような足音を立てながら歩く)を提案してみたり、猫になったつもりで器から牛乳を飲んでみたり。

 

大人になってからも、帰省した折に、100円ショップでお菓子を入れる大きな入れ物を買ってきて、

「ここに、家族でやってみたいことを紙に書いて入れてね」

と言ってテーブルの上に置いたら、父から、

「天使がくると、なんだか家の中に変なものがいっぱいできるね」

とのコメントが返ってきました。

 

でも、頭を冷ましてよーく考えてみると、そして私たちの毎日をよーく眺めてみると、私たちの日々の生活に色どりを添えるものって、ずばり「余計なこと」ではありませんか?私たちの胸を本当にときめかせるものは、案外、役に立つことではなく、それぞれの人の、ちょっとした「余計な」遊び心ではありませんか?

 

誰かに遊び心を贈る。そして誰かから遊び心を受け取る。

 

私は、これからも、そういう「余計なこと」がある生活を選んでいたいと思います。

 

皆さんは、今日どんな「余計なこと」をしますか?そして、その「余計なこと」を誰と分かち合いたいですか?

 

 

おしまいに、今週のフォトレターです。

 

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秋の気配

買い物に出かけた時、外に並んで立っていたら、目の前にコスモスが咲いていました。

 

 

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桃のギフト

先週、部屋で作業をしていたら、ハウスメイトがやってきて、「これあげる」とかわいい桃を一つプレゼントしてくれました!あんまりかわいかったので、写真のモデルになってもらいました。

 

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素敵な旅土産

よくリドー川の川辺で会う、大学の親しい友人が、先日、ブルーマウンテン(Blue Mountain)というヒューロン湖湖畔の行楽地に旅行に出かけてきて、素敵なコースターをお土産にプレゼントしてくれました。天然の石からできていて、窓辺に置いたら、私の「親愛なるメープル」が映り込んで、それはそれは美しい模様が見えました。お気に入りの品です♡

 

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週末の楽しいギフト!

光る星とシールの詰め合わせが入った封筒。そして、翌日、私のドアの下に返信封筒を発見。中に入っていたのは・・・

 

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素敵な週末ギフト

バイトの帰り道、ハウスメイトが近所の道端で見つけた木の葉っぱです。インドでは「知識と教育」のシンボルだそうです。

 

 

 

最後までお読みくださり、本当にありがとうございます☆

 

今日も、皆様にとって素敵な一日となりますように。

 

 

愛を込めて、

オタワの天使